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養育里親になるため基礎研修に行ってきた話

こんにちは。

看護師の松田です。

 

今回は、里親制度の基礎研修に参加し感じた事をまとめました。

結論から書くと、児童養護施設や乳児院の見学が衝撃でした。

そして、さまざまな事情によって、生んでくれた親と一緒に暮らせない子どもが、特定の大人と安定した信頼関係を築く事ができるよう研修や実習を通して里親になりたいと思いました。

児童相談所が行う養育・養子縁組里親研修(基礎研修)

住んでいる地域の児童相談所によって、基礎研修の内容は少し違いますが、私が受けた研修内容は下記の通りです。

  1. 里親制度の基礎(里親養育論)
  2. 保護を要する子供の理解(養護原理)
  3. 地域のおける子度建て支援サービス(児童福祉論)
  4. DVD視聴
  5. 施設見学(乳児院、児童養護施設)
  6. 参加者感想

 

時間は10時~16時半、午前は座学、午後から施設見学で、参加者は約30名でした。

正直、里親になりたいと思っている方が「こんなにいるんだ…」と、ビックリしましたね。

そして、夫婦(実子いない)で来ている方が多く、養子縁組里親を希望されている方が多かったです。

私のように、実子がいて、しかも子育て真っ最中で、養子縁組里親ではなく養育里親を目指している方はまれでした。

 

ある参加者さんに子供が3人いる事を告げると

 

「はぁ?まだ子どもが欲しいの?」

 

と、目を丸くして驚かれました。

 

「世の中にはそんな風に思う人もいるんだな~」

 

と、少し残念な気持ちになりましたが

 

「私、ワイワイにぎやかな方が好きなんで~」

 

と、当たり障りなくかわしました。

 

 

私は、どんな理由でも、子どもが普通の生活を送って、普通の家庭で暮らす権利があると思っています。

だからそれを叶えたいだけ。

子どもが欲しいだけなら、もう一度、不妊治療をしますよ。

そう心の中で思った事は、このブログだけにしまいます。

座学の後、施設見学へ

複雑な気持ちになりながら、児童養護施設に着きました。

私は、大きい施設をイメージしていましたが、2階建ての一軒家が複数ある、小規模の施設でした。

部屋に入ると、洗面所やトイレが2つある以外は普通の家で、ここで小学生~高校生の子供が6人暮らしているとの事。

 

「本当は個室がいいんですけどね…2人部屋です」

 

職員の方はそう言っていましたが、私がイメージしていたギュウギュウ詰めの部屋よりは、プライバシーがまだ保たれていると思いました。

いや…こうやって見学者が来るって事は、プライバシーがないですね。

自分がいない間に、こんなに大勢の人が家に来るって事自体が、普通の家庭ではない。

 

施設にいる子どもたちはどう思っているんだろう…

 

今度実習の時に聞いてみようと思います。

児童養護施設で働いている人たち

児童養護施設の里親支援専門相談員の方が見学の後、いろいろ説明をしてくださいました。

 

私は、児童養護施設への見学は初めてだったので、一体どんな職種の方がいるのか?興味があったのですが、思った以上に多くの職種がいる事が今回わかったので下記にまとめます。

  1. 施設長→施設全体の運営管理の責任者
  2. 児童指導員・保育士→子どもの養育の中心的役割を担う
  3. 家庭支援専門相談員→家庭への支援、親子関係の再構築、子どもの家庭復帰の支援を行う
  4. 個別対応職員→虐待をうけた子供への支援など個別的に充実した支援を行う
  5. 心理療法担当職員→虐待を受けた子どもなどへ心理的支援を行う
  6. 基幹的職員→スーパーバイザーとして、施設職員の専門性の向上のため助言・サポートを行う
  7. 職業指導員→子どもたちの自立に向けた支援プログラム、職業指導、対処児童のアフターケア
  8. 里親支援専門相談員→里親委託の推進や里親家庭に対する支援を行う
  9. 事務員→施設の事務・会計などから子どもや職員のサポート
  10. 栄養士→子どもたちの栄養・給食管理・食育の業務を担う
  11. 調理員→子どもたちに美味しい食事を提供する

 

そして、衝撃的だったのが、近年入所する子どもは、養護ケアよりも心のケアや治療的な関わりが必要な子どもが増えているそうです。

つまりそれだけ、虐待をうけた子どものケアが必要という事です。

しかし、それによって重たい背景をもつ子どもたちに対応する職員が燃え尽き症候群になっているそうです。

3年以内に辞める職員が50%以上って多いですよね。

せっかく仲良しになった職員(大人)が、いなくなるって事は、子どもたちが更に大人を信じられなくなる要因になります。

 

「いいよね、あんた達は辞めることができて!私はココを出たくても出れないんだよ!」

 

ある子どもが言った言葉です。

私は、そう言われたら何も言うことが出来ません。

職員さんや子ども達の悲鳴が聞こえてきそうでした。

あなたは里親になる覚悟がありますか?

現場で働いている児童養護施設の里親支援専門相談員さんのある言葉が印象的でした。

 

「あなた達は、一人の子どもの人生を背負っていく覚悟がありますか?」

 

この覚悟という言葉に、研修室の空気が一瞬変わりました。

職員さんたちは、本当に苦労されているんだと思います。

その苦労を、果たして私も抱えることが出来るのか?

少し不安になりましたが、またある言葉で気を取り直しました。

 

「子どもが健全に育つためには、特定の大人との安定した信頼関係を続かなければならないんです」

 

施設では、24時間職員がいますが、特定の大人が24時間いるわけではありません。

しかし、家庭ではそれが可能です。

私は、子どもと安心した信頼関係を築けるのか?

不安もありますが、この言葉で少し勇気が持てました。

乳児院の見学へ

児童養護施設見学の後は、乳児院へ見学に行きました。

乳児院には0~3歳児がいて、私たちが見学に来ると、泣く子もいれば、キョトンとした顔をしたり、近づいてくる子どももいました。

 

乳児院といえば、保護者が病気や若年出産、未婚などの理由で家庭で育てられない子どもを預かる施設だと思っていました。

しかし、保護者が病気・育児疲れ・育児不安などある場合、原則7日を目安に子どもを預かる事業もしているそうです。

 

さらに、仕事の都合で平日の夜間や、休日に預かる事業もあるそうなので、仕事をされている方はこのような制度を知っておいた方がいいと思いました。

(自治体によって違う場合あり、福祉課に相談を…)

そして、私が一番驚いたのが、入浴見学でした。

1歳くらいの子どもを洗面所のような所で、職員が防水エプロンを着ながらシャワー浴。

 

「え?一緒にお風呂入らないんだ!」

 

思わず声に出してしまいましたが、職員さん曰く、流れ作業のように子どもたちをお風呂に入れるそうです。

そして、里親が決まった段階で、ワンルームのようなトレーニング室でお風呂に入るシュミレーションをするそうです。

(つまり職員と一緒にこの段階で湯船に入る)

施設からいきなり普通の家庭にいくのではなく、こういったトレーニング室があるのは知りませんでした。

ここで、面会をしたり、宿泊を体験し、里親も自信をつけてから子どもを預かる事はとても大切ですよね。

将来、我が家に子どもが来たら、タオルクラゲ↓を一緒にやりたいな。

最後に…

いかがでしたか?

今回は、里親になるための基礎研修に参加した話をまとめました。

 

私は、実際に見学をして、現場の職員の話を聞いたり、子どもたちの様子を見る事で、里親になる心の準備段階が出来たように思えます。

そして、一緒に参加している方の思いや、見学時の表情や態度を見る事も出来て色々考えさせられました。

見学中、手をつないでいた夫婦。

ただ単に握りたかったのか?現実に直面して不安になったのか?分かりませんが、この基礎研修によって多くの参加者さんたちも何かを感じたのではないでしょうか?

今度は登録前研修です。

里親になるために、私も覚悟を固めていこうと思います。

 

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→里親になるため登録前研修に行った話 1日目

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